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みんなで話してあっという間に時間は過ぎた。 お風呂にも入り終わりのんびり布団に寝転がっていたそんな時。 ピロロン ピロロン ラインの通知音が鳴る。 誰だろ、こんな時間に。 今深夜1時前。 なんだろうこの胸の期待感。 騒ぐ胸を他の子達に悟られないよう平静を装い携帯をタップする。 「……」 名前を見てすぐに目を逸らしてしまう。 これ以上見てると平静が………。 「衣舞、どうしたの?にやにやしながら携帯なんか見ちゃって」 平静なんか最初から装えていなかったようだ。 切実に気持ちやら思いやらが顔全面に出るこの癖を治したいと感じた一瞬だった。 「なん………」 でもない、と続けようと思った。 しかしはたと考える。 ここで隠すと尚更怪しいのではないか。 「前言ってた清水からラインがほんとに来たの」 私は観念して今来たラインを見せつつ話した。 [9月のシフト出たー?] それを読み終えると亜美は複雑な顔をした。 「衣舞、ほんとに遊ぶの?それって浮気じゃ…」 「違うよ!」 思いの外強い口調になる私。 一瞬静まる部屋。 やばい、やらかした………。 「だってもともと友達だし?なんなら振られてるんだし恋愛対象じゃないよー」 笑顔で付け加える。
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