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「まったくどれだけ待たせるの!もうお母さん眠たいんだからね!!」 車に乗った途端お母さんからの説教タイムが始まったがそれすら頭に入ってこない。 うん、ごめん。とかなんとか返事はしたのかどうかすら定かではないまま家に到着。 「こんなに遅くなるならそろそろバイトやめ………」 まだまだ説教タイムは持続していたがわたしはそれに頭を向けることができない。そのままありがとうと言い残して車を降りて家に吸い込まれるように入っていく。 部屋に入りしばらくトークと見つめあっていた。 どうしよう、わからない。わからない、どうしよう。どうするべき?わからないわからない…………。 「………………かけよう」 考えることをやめたわたしは動くのがとても早かった。一寸の迷いもなく通話ボタンを押していた。 今なんにも考えずに通話押したけどどうしよう。 押した矢先に一気に心拍数が上がり手のひら中に汗が広がる
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