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しばらくまた他愛のない話をした。 久しぶりなんて思えないような調子だった。 清水風に言うならあんだけ遊んでたもんね。これくらい話せるのが自然なのかな? 『じゃあまたシフトわかったら教えてねー』 「はいはーい、りょうかーい。じゃあまたねー」 …………………プツッ。 「…………………」 切れてなおもしばらくトーク画面と見つめ合う。 えっと、今のって現実?なんだ……よね。 何度もトークの相手のアイコンを見直してしまう。当たり前だがアイコンの名前は何度見ても清水敏輝で間違いない。 通話時間を見ると〔7:44〕の表示。あんなに長くした気でいたのにたった7分弱だったという驚き。 「なんか………楽しかったな」 ふっと自然に口元が緩む。 でもどうせお酒ノリなんだし遊ぶなんて覚えてない可能性あるよね。 もし覚えてたとしても俺何適当な事言ってんだよ、遊ばねーってってなる可能性もなきにしもあらずなわけで。 ……………期待なんてだめ。 こんな風にまた何もなかった時みたいに仲良く電話が出来ただけでも奇跡と思わなきゃだね。
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