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キーンコーンカーンコーン
授業の終わりのチャイムだ。
「っと、今日はここまで、おまえらしっかりと復習しとけよ。」
「「は~い」」
そういって、教室をあとにした、先生を、見ながら。
ちょうど都合がいいように目覚める俺だった。
そして、二人が俺に近づいてきた。
「ほんと、あんたって、いつまでたっても、おネムさんなのね。」
「まあまあ、あきちゃん、いいじゃない。面白いんだから。」
「おいおい人を面白道具で見るな。」
そういって、賑やかに笑う、俺ら、おっと、またまた失敬、紹介しとこう。あきちゃんこと『空葉 缶奈』と『鳥居 プル』だ、俺らは、幼稚園の時からずっと一緒の幼馴染だ。ちなみに両方とも、女だ。
「まあ、いいんだけど、さてもうそろそろ次の授業だよ?」
「ん?次の授業は、なんだ?」
「えっとね、たしか、理科で実験じゃなかったかな?」
「え・・・なん.....だと.....!?」
そう、おれ蓮は、理科の実験が学校での唯一の楽しみなのだ。
「むむ・・・こうしてはいられん、さっさと行くぞあき、ぷる」
「もう、ほんと、実験だけはまともにやるんだから。」
当たり前だ。実験のない理科など俺にとっては地獄だ。そんなことされてたまるか。
そういって、理科室にはしっていった。
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