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「むむむ、また鋼の理性って奴が邪魔してるんだ。それなら!」
スルッ━━━
雄仁の手から桃は手を抜いた。
ギユッ━━━━
桃は雄仁の腕を掴み自分の頬へと持っていった。
プニッ━━━
「ぉ・・・」
「柔らかい?」
「はい。とても」
「お兄ちゃん柔らかい物好きだよね?」
「はい。柔らかい物は大好きです」
「もし、これより柔らかい物があるとしたらどうする?」
「さ、触ってみたいです」
「んふふ、正直でよろしい」
桃は雄仁の手を自分のタオルの中のお腹の上に置いた。
「ここから数十センチ上に上がればそれはそれは柔らかい物に触れるよ」
「・・・・・・え?でも、桃ちゃんの極貧」
ゴンッ━━━━
「わきっっっ!?」
桃ちゃんの蹴りが雄仁の脇腹にクリティカルヒットした。
「ナイチチとか発育不全とかまな板とか砂上の山なんて聞き飽きたから」
「ど、どれも・・・言ってません・・・・」
「あんなに強く蹴ったのに手を離さないなんてお兄ちゃんも中々えろだね」
「ち、違います。純粋に柔らかい物に興味があるんです」
「んふ、なんでもいいや。いいよ、好きにやっちゃって」
「そ、それでは・・・」
柔らかい物好きに関しては誰にも譲れません。
特に桃ちゃんや鈴のほっぺたとかは最上級です。
ですが、それに勝る物があるなら触ってみたい。
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