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「違うっ!違う!」
私の右腕を掴む明日真の手により一層力がはいった。
「ちがくて…俺…真琴が好きで…やっと話せたと思ったら…止まんなくて…」
私たちは道路の真ん中でいるのもなんだからと、近くの公園のベンチに座り、明日真の話を聞くことにした。
「ずっと…さ、俺真琴の事見てて、最初はキーホルダーが一緒だなって思っただけだったんだ。でも、それ以来よく目で追うようになって…気がついたら話しかけてて。話してたら好きだって自覚してさ…。初めて好きになったんだ、人を。だからどうしたらいいか分かんなかったんだけど…いつの間にかキス…してた。」
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