ぬくもり

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カラカラ…カラカラカラカラ… 帰り道、前のように明日真は自転車をひいて、私に合わせて歩いてくれた。 千穂は違う道、大雅君は同じ道らしいんだけど明日真に耳打ちされて違う道に言ってしまった。 「明日真ってさ…独占欲?みたいなの強いよねぇ」 「はぁ!?ぜんっぜん強くねぇから!全然ないっつの!」 千穂に散々怒られまくってしょんぼりしていた明日真が急にこちらを向いて必死に否定した 「うそだぁ~!だって、さっき手を引っ張ったのって、大雅君と私が話してたからでしょう? ニシシッ 分かってるんですよぉ~」 「ったく…そうだよそうですよ!だって、俺とは最初っからあんな風に話してくれなかったじゃん?それにあんな和気あいあいと…」 ぶつくさ明日真が言っているのをみて、私は思わず笑ってしまった アハッ…アハハハッ 何笑ってんだようとまた頬を膨らませて言った
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