ぬくもり

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「真琴、どうしたの?落ち着いて。真琴。」 「明日真…明日真ぁ!」 ただ、温もりに触れたくて、 私は明日真に抱きついた。 明日真は何も言わずにぽんぽんと背中を優しくたたいてぎゅっと抱きしめていてくれた。 音はただ時計の時を刻む音だけだった。 カチッ…カチッ…
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