プロローグ

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
緑生い茂る密林の中で二つの影が対峙していた。 一つは自分の身長ほどの大剣を構えた大男、そしてもう一つはその大男を見下ろすほど大きな一匹の竜だった。 突然竜が咆哮をあげ男に向かって真っ直ぐ突進していった。 男はそれをわかっていたかの様に2、3ステップ程横に向かって飛び最後に回転して紙一重でその突進をかわした。 そして回転の遠心力のままに大剣をその大きな体に叩きつけた。 その一撃の当り所が悪かったのかそれとも竜の体力が限界だったのか 突進の勢いのまま竜は地に伏せて起き上がることはなかった。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!