NO.2 死んだらやっぱり天国か地獄がべタ……だよな?

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……さて 「…ココ、天国かなぁ……、面倒臭くない所だったらいいなぁ…」 何気無くそう呟いた時だった ーここは天国でも地獄でもないよー 「!?」 突然空間に響き渡るように子供の声が聞こえたのだ 「誰だ!?」 ってか天国でも地獄でもないって?! ー僕は……ー ー神だよー 「っ!!、か…神!?!?」 なんとなく想像はしていたが、改めて言われると驚きを隠せなかった そしてその俺の反応を楽しむように くすりと笑い声がした後、目の前が眩しいくらいに光り、俺は目を瞑る 「……っ!」 …………。 …そしてそっと目を開くと そこには小4くらいの背丈をした子供が立っていた ……声が子供だったけど…、ホントに子供だなんて……。ってか神って子供だったんだ!! 見るとその神らしき少年は美しい碧の髪にエメラルドのような緑の瞳をしている まるで神話アニメからでできたようだ 「………」 突然すぎて俺はぼーぜんとし、じぃーっと少年を見つめる。 すると少年は無邪気に笑って俺の側に寄ってきた 「こんにちは。高橋 澄くん。僕は君たち人間でいう所の神です」 さっきの無邪気な笑いと見た目からは想像もつかない程に気品を感じさせる話し方だ そんな少年…ってか自称神に俺は面を喰らいながらもやっと口を開く 「…やっこさん、ホントに神…?」 なんか、だんだん夢オチな気がしてきた そんな俺に対し自称神は 「うん」 即答。 ……なんか即答されると反論できないな……
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