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「………で、俺の名前も知ってる所を見るとあんたが天国か地獄への案内人?ってかどっちへ逝くかの裁判…とか?」
あんまり悪いとこしてないから天国いけるかなぁ…
苦笑いで問うと、俺の思惑とはうらはらに自称……あぁもうめんどいから神でいいや!
…神はあっさりと答える
「違うよ」
「!、違うのか……?」
神はにっこりと笑う
「うん。…君は確かに死んだ。でもね僕が君の魂を霊界に送らずにこの“時空の狭間”にとどめたんだ。だから君は死んだけれど君のいう天国や地獄には逝ってないんだ」
………?
なんだかよく分からない単語が出てきて少し混乱したが辛うじて俺は疑問を口に出すことができた
「な、なんで神さんは俺をその霊界とやらに送らずにここに留めたんだよ…?」
よく意味が分からん。もしこれが霊界になんぞに送らずにこの場で魂を叩き潰す!…とかそういう展開だったら笑えんぞ……
しかし心配そうな俺とは真逆に神は今度、嬉しそうな表情に変わる
「そう!それが本題!僕はね…君に第2の人生をあげる事にしたの!」
「……………は?」
今よく分からん単語をだしたぞ神
「簡単にいうと…」
この直後俺はとんでもない言葉を聞かされる
「君が気に入ったからぼくの世界へ逝ってもらうよ」
っ!!?
「はぁあああ!?」
神の前で失礼かもしれないが俺は思わずそう叫んだ
「あ、ちなみにぼくの世界っていうのは君からしたら異世界ね。」
俺の心情などお構いなしに神はニコニコとしながら続ける
「実は世界っていうのは色々あってさ、1つの世界に1人神がいるんだけど、その色々な世界で共通できる場所がこの“時空の狭間”なんだよ。でも無理やり別の神が管理する世界から
君の魂連れていくから君の世界の神怒るかもねぇ(笑)」
わ……(笑)じゃねぇよ神ぃいいい!!?
「何いきなり意味分からん事を言いまくってんだ!!」
「まぁその内分かるさ。…あとぼくの世界は君の世界と違って常に大小構わず危険があるから気をつけて☆」
「き…危険ってお前…!?」
あまりの状況につい神をお前呼ばわりしてしまった、ってか☆使うな神が!!
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