7将 逆境

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 荒木村重は、やがて居城である有岡城に戻り信長に謀反を起こす。  政職も村重に従った。  思い返すと村重は以前から挙動不審であった。  友軍でありながら秀吉軍に攻撃するそぶりをみせたり、戦意が感じられない時もあった。  官兵衛は、心が折れそうになっていた。正直辛かった。  村重は友であり政職は主であった。  焦りすぎて、落ち着きがなくなっていた。  じっとしていることが出来ない。  最悪の事態が頭の中を支配して、思考力を鈍らせていた。
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