8将 有岡城

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 官兵衛は御着城に登城して政職と面会していた。  官兵衛は、必死に説得を試みる。 『殿なにゆえ変心したのです!!!  毛利に味方しても勝ち目はありません!!!  なにとぞお考え直し下さい!!!』  畳み掛けるように政職を思い止まらせようとするが、政職は首をたてには振らない。  目を合わせようとすらしない。 「...。」  最後に、 「荒木村重が、織田氏に付くのであれば同じく織田氏に付くことを約束する...。」 とぼそりと呟く。 『承知。 必ずや荒木殿を説得してみせまする』  官兵衛は、憤りの感情を抑えきれずに、頭に血が上った状態で御着城を後にした。
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