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「一度失われた命は、二度と戻ることは、有りません!
信長様は命令したことすらすぐに忘れるでしょう。
それならば、処刑したことにして長浜城に匿えば良いではありませんか!」
半兵衛は引き下がらずに諌める。
「そんなことをしたらことが露見したときに命が無くなる!」
秀吉も声を荒げる。
秀吉は信長の命令を実行すると考えた半兵衛は、
「我が始末をつけまする!」
と自ら名乗り出た。
秀吉は、
「よかろう、始末は、そちに任せる!」
秀吉は顔を真っ赤にしながら苛立ちを隠そうともせず立ち去った。
「竹中半兵衛。
何を考えている。
かつて、稲葉山城を急襲占拠したようにわしを諌める為にことを起こすのか?」
秀吉は、半兵衛に恐怖を感じていた...。
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