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「あなたの夢は巨大過ぎます。
光はあなたが目薬屋であろうと浪人であろうとかまわないのです。
夢を追いかけることも大事ですがあなたのことが心配です。
無理をなさらず自分を大切にしてください。
夢が大き過ぎると遠くばかりをみて、近くが見えなくなることがあります。
そのときは光が足元を照らします」
『光は強いな。
俺は光を幸せにする。
生涯光だけを愛して生きていく。
約束するよ』
そう言って官兵衛は光を優しく抱きしめる。
光は、「はい」と小さく答えて官兵衛の胸に顔を埋めた。
その胸は大きく逞しかった。
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