つまり、 そういうことなんだよ

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「集合!!」 体育館に響いた監督の声に、全員が動きを止める。 ミニゲームをやっている途中で、3Pを放とうとしていた俺は慌ててボールを掴んだ。 囲むように集まった俺たちを見渡した監督は、満足そうに頷いた。 「ー…レギュラーを発表する」 3年が引退して初めての大会。 2年の俺としては、何としても今回でレギュラー入りをして、イヅキに良い所を見せたい。 別にそれで彼女の心変わりを期待しているわけでもない。 逆に散々駄目な所を見せてきている。 …ただ純粋に。 今までマネージャーとして頑張ってきてくれた彼女に、恩返しがしたいのだ。 「ジュンペイの綺麗な3Pシュート、試合で見てみたい」 レギュラーになれなくて、もうバスケを辞めてしまおうか考えていた時、思いとどまらせてくれた言葉。 イヅキが居なければ、俺は今、此処にいないのだ。
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