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「おーい優、いい加減元気出せよ……な?」
優「……あぁ、ありがとな、悪いな…心配かけて」
「まぁ…気持ちはわかるけどよ…あれからもう三か月は経つんだぜ」
そうあれからもう三か月たっている。僕はいまだに現実が受け入れられず、起きて、学校に行って、かえって、寝る。おなかがすいたら、何かを口にいれ、のどが乾いたら、あるものを飲む。
そんな生活をしていた。先はしらない。未来など考えたくもなかった。幸(ゆき)のいない、この先に希望などなかった。
「ほっといたら、次はお前が死にそうだな、たまには、なんか食って帰ろうぜ、冬だしさ、学校も冷えてくるからさ…な?」
「…いや……あぁ、行こうか。」
一度考え直してから僕は行くことにした。
特に理由などなかったが、コイツ(クラスメイトの彰(あきら))の優しさにすがっていたかっただけかもしれない。
そして僕らは学校を出てファミレスに向かった。
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