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「お嬢様,周囲に敵反応が!!」
「え!?」
レーダーにはかなりの数の敵反応……それは私達を囲むように……大きさはこの零六と同じ……間違いない,あれだ。
「Mk-零弐……出てきたね…」
Mk-零弐……篠村財閥が開発したBG二世代目,三世代目の為に製作した試作型が何故帝国の手に渡ったのかわからない……でも帝国のものになっているのは事実,私は止めないといけない。
「――っ!!」
地上に降りた途端一機の零弐がナイフを構えてこちらに向かってきた。
「死ねぇ非国民!!」
突然のことに対処しきれなかった私は腕でナイフを防御した。……ナイフは腕を突き刺さって火花が飛び散った。
「――くっ!!」
「亞希ちゃん!!」
横で唯李ちゃんのマシンガンが放たれ零弐のコアフレームに穴があく,その機体は動くことなく立ったまま機能を停止していた。
「たった二機でなんとかなると思うなよ」
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