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あの時を思い出す……新潟の研究施設で初めて唯李ちゃんと会ったことを……ナイフ片手に自分らを処分しようとした研究者達を殺めたことを……血に返り染まった唯李ちゃん(零伍)が……またここに現れた……
「くそぁぁぁぁ!!!」
「隊長機体……抹殺……」
「――くそ!もうこんなとこ守ってもなんの益もない!!」
隊長機と思われる肩が赤い零弐は全滅した部隊を残して退避していった。
「……完了…システムヲ……カ……イジョ……」
「唯李ちゃん!!」
――あれから児嶋さんたちがやって来て私達を拠点まで連れていってくれた……拠点はもぬけの殻ですでに帝国軍は撤退したらしい……それか別な拠点へと向かったのかもしれない……
「……ん」
「唯李ちゃん!!……良かった……」
「亞希ちゃん……あれ…戦いは…」
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