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「美夜……みぃ」
「…………れぃ…?」
何回目かの名を呼び続けていると
俺の名を呼ぶ掠れた声が耳に入る
少し身体を離し、
胸から顔を上げた美夜を見ると
迷子の子供の様な表情している
「れぃ…」
「なんだ?」
「…れい」
「…ん?」
「…れぃ…っ…」
「どうした?」
縋り付く様に何度も名を呼ぶみぃは
何かを確認しているようで。
そんな姿を頭の隅で可愛いと思う俺は
自分でも重症だと思う
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