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雅仁はキッと俺を見据えて言う。
「…そう？じゃあお願い」
「……う、うん…」
あー…もう…。
強気になるなら、最後まで頑張ろうよ…。
「本屋行ってくるから、雅仁座って待ってて」
「俺も行く!!」
…だーかーらー…。
「雅仁がついて来たら意味ないじゃん!!」
「え!?」
せっかく、雅仁しんどそうだから休ませてあげようとしてたのに…。
ついて来たら意味ないよ！
…でも、それを言ったら機嫌悪くなるんだろうなぁ…。
「だから、そんな大荷物じゃ邪魔でしょ？」
「それは……」
“そうだけど”と口ごもる雅仁の頭を叩いて、俺は本屋へ向かった。
買うのは、ファッション雑誌と、マンガの新刊と、参考書何冊か。
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