01: seiya side

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…雅仁は確か、英語が苦手だって言ってたから、それも買っておいた。 ……要らないって言われたら、俺が使うし。 無駄にはならないでしょ。 なんて思って、ドサッとレジにそれらを持っていく。 「…うわ……」 会計のときに、軽く五千円越えたのにはびっくりしたけど。 それを受け取り、雅仁が待っているフードコートに向かう。 雅仁は、すぐに見つけることができた。 “愛のパワー”とかクサい台詞は言えない。 …実は言ってみたかったが、そうはいかなかったのだ。 俺は少し、ため息をつく。 ……だって。 周りに座ってる女の子たちが、凄くチラチラみてるんだもん。 がっつり見てる人もいるし…。
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