01: seiya side

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――… ―――…… 「……星夜っ!」 まだ朝早いというにも関わらず、雅仁に起こされる。 「~~~ッ…」 俺は声にならないうめき声をあげて布団に潜り込んだ。 ……が。 「コラ!!起きなさいっ!」 …と、布団を剥がされてしまった。 「もー…おかあさんみたいに……」 起きぬけで、呂律の危うい口調になるが、そこは気にしてはいけない。 「お母さんって……」 “違うでしょ”と文句を言いながら雅仁は俺に背を向けた。 俺はそんな雅仁に、後ろから抱き着く。 「…わっ!?」 「まさぁー…眠い……」 かわいこぶって“寝ていい?”と首を傾げて聞くものの、雅仁の返事は断固たるものだった。 「だーめ。ちゃんと起きて」
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