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「―…なんで?」
雅仁の作ってくれた朝ごはんを食べながら、時計を見て呟く。
「……へ?」
「なんで起こしたの!!」
“まだ8時じゃん!”と壁に掛かっている時計を指差して、俺は言った。
「星夜こそ何言ってるの。明日から学校だよ?ダラダラしてたらダメじゃん。」
“明日起きれなくて遅刻したとか嫌だからね”と釘をさされる。
正論すぎて反論できずに、俺は黙ってしまった。
「…まぁ、今日で春休みも終わりだし、どっか行く?」
むくれて黙ってしまった俺に優しく言ってくれる雅仁。
「………どこに?」
「……どっか?」
「…ノープラン?」
「うん」
考え無しに言うなよ…。
なんて思いつつ、俺は少し考えて、“じゃあ”と言った。
「買い物行きたい」
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