813人が本棚に入れています
本棚に追加
「わかった。失敗しても食べてよ?」
「やった♪」
雅仁は“星夜が失敗するわけないじゃん”と言い、そのまま俺を抱きしめる。
「…ッ!!ちょっ…」
「せーや、ありがと」
……例えば。
意外と甘えてきたり。
――…知らなかった一面を知る度に、“好き”の気持ちが膨らんでいく。
「雅…だいすき」
「ふふ、俺も」
俺がそう言うと、雅仁は恥ずかしそうに笑って、俺の言葉に応えてくれた。
…それが、堪らなく嬉しい。
俺はそっと、回された腕に手を添えた。
――…
―――……
「…ど、どう?」
俺は約束通り、昼ご飯にチャーハンを作った。
あんまり作ったことないから不安…っていうか、味見しすぎて美味しいか美味しくないか、解らなくなっちゃったっていう……。
最初のコメントを投稿しよう!