01: seiya side

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「わかった。失敗しても食べてよ?」 「やった♪」 雅仁は“星夜が失敗するわけないじゃん”と言い、そのまま俺を抱きしめる。 「…ッ!!ちょっ…」 「せーや、ありがと」 ……例えば。 意外と甘えてきたり。 ――…知らなかった一面を知る度に、“好き”の気持ちが膨らんでいく。 「雅…だいすき」 「ふふ、俺も」 俺がそう言うと、雅仁は恥ずかしそうに笑って、俺の言葉に応えてくれた。 …それが、堪らなく嬉しい。 俺はそっと、回された腕に手を添えた。 ――… ―――…… 「…ど、どう?」 俺は約束通り、昼ご飯にチャーハンを作った。 あんまり作ったことないから不安…っていうか、味見しすぎて美味しいか美味しくないか、解らなくなっちゃったっていう……。
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