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アルトはいつもシェリルやランカたちと一緒だった。
でも、今回の戦いで
アルト達は
死んでしまうかもしれない。
そう思っていた私は
アルト達にあえないでたいた。
私には記憶がなくて
でも皆が私に新しい記憶をくれた。
それがうれしかった、
その反対に
今の状況は私の心に大きく響いた。
「ここにいたか」
扉の開く音と共に
アルトがいた。
『あ…アルト…私…』
私は息が詰まった、
悲しかった。
つらかった。
この小隊にはいることは、そう言うことなのだ。
『私…バカでした、なにも考えずに、小隊にはいって…アルトやミハエル達が死んでしまうかもしれないのに…』
だめだ。
まともに顔を見れない。
私は、扉に手をかけようとした。
でも、
アルトはそれを拒んだ。
「逃げるな。今の状況を拒むな!シェリルやランカ、ミシェル…皆が背を向けないで戦おうとしてる。
お前は、悲しいかもしれない。悔しいかもしれない。
だからって。
逃げるな…」
そう言って
アルトは私に口づけを交わした。
『っ…!アルト?!…ん。』
その口づけは
あたたかくて
優しい
とても軽いものだけど
私の心に
光をともしてくれた、
「ア~ル~ト~」
「アルトくん!!!」
バッと振り返ると
鬼の形相をした
シェリルとランカが
たっていた。
「あ…いや!これは!!!」
まちなさ~い!!!
アルトくんのばか~!!!
わあああああ!
アルトは2人に追いかけられながら
逃げ回っている、
『ふふ…』
…そうだ。私は辛いことばかり考えていた。
だめだよね…これじゃあ。
目を背けないで、ちゃんと
一歩一歩確実に、
歩いて行かなきゃ。
みんな。
ありがとう。
これで
わたしは…
私の体は気がつくと
倒れていた。
みんなの声が
とおく
なっ
…て……
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