もふもふのストラップ。

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あっけなく終わる ふたりの時間 いつもと同じ 進歩がない にぎやかな声が近づくにつれ、私の心は沈んでく 彼が席を立つ 友達のお出迎えだろう 意識してるのは、私だけ ふでばこについてる、お気に入りのストラップを握り締めた あ、と気づいて手を離す やわらかい モフモフのストラップ 潰されて毛がくしゃくしゃ ごめんね、と柄にもなく心の中でぬいぐるみに謝る
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