0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
神、邂逅
暗いと気付いたのは、すぐだった。
しかも、体はいつもの体ではなく、魂のようなもので尾のようなものまでついてる。
「やぁ、元気だったかい?」
「えっ!」
誰だ、俺は知らないはずだ。なのになぜ前にあったことあるような雰囲気を出してるんだ?しかし、知らないはずなのだが、顔は見たことがあるような…デジャヴか?
「すみません、前にあったことありましたか?」
「あっ、そっかゴメンゴメンそうだったね」
何だ″そうだった″だと?どういう意味だ?
「取りあえず急ごう、時間制限もあるしね」
時間制限?
「僕は、君たちで言うと神にあたるのかな。まぁ、神とは言ったけど全知全能ではないよ。だとすると、上位種が一番妥当かな。失敗もするし、心なんて読めないし」
「失敗って?」
「ああ、君を死なせてしまったことだね」
…まあ、こんな体してるから推測できたけど、そう言われるとつらいな。
せめて、彼女欲しかったし、卒業もできなかった。
「ショック受けてる所本当にわるいんだけど、時間がないからね。」
最初のコメントを投稿しよう!