神、邂逅

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神、邂逅

暗いと気付いたのは、すぐだった。 しかも、体はいつもの体ではなく、魂のようなもので尾のようなものまでついてる。 「やぁ、元気だったかい?」 「えっ!」 誰だ、俺は知らないはずだ。なのになぜ前にあったことあるような雰囲気を出してるんだ?しかし、知らないはずなのだが、顔は見たことがあるような…デジャヴか? 「すみません、前にあったことありましたか?」 「あっ、そっかゴメンゴメンそうだったね」 何だ″そうだった″だと?どういう意味だ? 「取りあえず急ごう、時間制限もあるしね」 時間制限? 「僕は、君たちで言うと神にあたるのかな。まぁ、神とは言ったけど全知全能ではないよ。だとすると、上位種が一番妥当かな。失敗もするし、心なんて読めないし」 「失敗って?」 「ああ、君を死なせてしまったことだね」 …まあ、こんな体してるから推測できたけど、そう言われるとつらいな。 せめて、彼女欲しかったし、卒業もできなかった。 「ショック受けてる所本当にわるいんだけど、時間がないからね。」
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