消えない印

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。。。。。 カチカチカチカチ。 ハロウィンみたいな幻想的な灯の中、響く携帯いじるカチカチに、 「……んんー。」 目が覚めてしもた。 シーツにくるまったまま寝返りを打つと、 「あ、起こした?」 と、白い長袖Tシャツにジーンズ姿というラフなカッコの西野さんが横に腰かけていた。 手には、打つタイプの携帯。 「…。」 「これ?これアプリのテトリス。」 「へ、あ、ああ。 」 「最近はまっちまって。 つかコーヒー飲む?それとも飲み直す?」 「大丈夫です。あの…シャワー借りてもいいですか?」 「ああ、ご自由に。」 西野さんって結構いい加減で、フリーダム。
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