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あるどうでもいい様な朝
学校の登校時間を大幅に過ぎた時間に瀬戸高校の制服を来て歩いている生徒が一人
左目に眼帯をして黒髪で後ろ髪が腰まで届きそうな少女だが遅刻確定だが急ぐ素振りも微塵も見せない
「ミャーミャー♪」
小さな三毛猫が道路脇から現れて少女の前に寝転ぶ
少女は立ち止まり猫を撫でながら
「おぉ…良く会いますね!!今日も天気が良いですね遅刻確定ですけど……私は悪くないときっぱりと琴乃は言い切ります…ここだけの話ですよ?仕方ないから理由を教えますね?…何故なら昨夜はボケナス堕天使との大戦があったからです…こうして何気ない毎日があるのも私のおかげですよ?」
長々と猫相手に夢の様な話をする琴乃
周囲の目なんて気にして居られません…だって彼女は俗にいう…厨二病
彼女は高校三年生になっても未だに拗らせたままなのだ
そして猫と一頻り戯れた後無事に学校へ
担任の先生に遅刻の理由を聞かれた時には
「琴乃さん…一ヶ月に何回遅刻するつもり?」
「琴乃は堕天使と激しい戦いを…」
「そんな夢物語じゃなくて!!現実の」ペシッ
先生に出席簿で頭にダメージを負わせられた琴乃
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