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~ベルベットルーム~
!?ここは……見覚えがある場所だ……
アイギス「……!?湊さんどうして……!それに、あなたはここを知っているのですか?」
イゴール「おやお客人……またお会いしましたな……お連れ様もようこそいらっしゃいました。ここは夢と現実…精神と物質の狭間にあるベルベットルーム……本来は契約者のみが入れる場所ではありますが、貴女は特例中の特例といたしましょう……」
>どうしてここに?
話が見えない
どうでもいい
イゴール「あなたはユニバースを用い見事終焉を防ぎ、封印した……あなたの魂を柱として」
イゴール「ですが、エリザベスと彼のたっての願いであなた方を新たなる世界に送らせていただくことになりました」
アイギス「彼?」
「新しい世界で新しいコミュニティを築いたらさ、きっと今度こそ君の犠牲なんていらないくらい確実に封印できるはずたよ?」
……誰?
>君は……
ファルロス「やあ、久しぶりだね……綾時としては会ってたけどこの姿は懐かしいね。アイギスさんも久しぶり」
アイギス「陵時さん……」
ファルロス「今のボクはファルロスさ」
エリザベス「湊さん、あなたは見事私を打ち倒しました。こちら渡し忘れた報酬とお思いください。ご安心を、貴方の居ない間……少しの間でしたら彼でも『死』を抑えられますので」
ファルロス「酷いなあ。ま、ボクとしても君には死んでほしくないんだ。ある意味ボクの半身だからね」
アイギス「ファルロスさん……素直じゃないのは駄目であります」
ファルロス「うわーなんか懐かしいねそれ」
>ありがとう……
イゴール「さて、そろそろ出発のお時間です。ここから先……お客人のお連れ様はいかがなさいますかな?」
エリザベス「湊さんについていくもよし、元の世界のお知り合いの方々の元へ戻るもよし……でございます」
アイギス「……」
好きにしてくれ
来てくれると嬉しい
>戻るべきだ
アイギス「いえ、湊さん……私は今度こそあなたを守りたい……今度こそ本当に、私の大切はあなたの傍にいることですから」
エリザベス「承知いたしました……少々手荒ですが……お耐えください」
魔力の収束を感じる……
嫌な予感がする!
「メギドラオンでございます!」
「ア、アリラト!」
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