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僕は出ていくと言いながら寝かされていたベッドから起き上がり床に足を着ける。少しクラっとしたが数日寝たままだったというし仕方がないことだと思う。
とにかく僕は此処を出なければならない
問題が起きてからでは遅いのだから
だというのに
ミ「目が覚めたばかりなんだからまだ起きちゃ駄目よ!」
漣「ちょっ、下ろしてよ!」
ミ「ダーメ!きちんと回復するまで此処に居なさい」
僕のだというリュックを手に取ろうとしているところに僕はミレイに抱え上げられた。まるで子供をあしらうように。
実際、僕は子供なのかもしれない、異様なほどの低身長と軽い体重。ミレイが抱えあげられるのだから僕はかなりの小柄なのだろう
彼女僕を抱えたままベッドに腰を下ろし僕を膝に座らせた。完璧に子供扱いだった。屈辱だと思った。
きっと記憶があるときにも僕は子供扱いをされていたに違いない。
子供扱いされて思い出した。僕は子供扱いされるのが大嫌いだったことを、僕がこの容姿で16歳だったことを僕はこの時思い出した。
だからといって僕が抱えられ膝に乗せられている現状は変わらない。暴れれば抜けれるだろうけど、恩人に対してそんなことをしたら僕は僕を許せない
僕を警戒していたルルーシュは僕が自分から出ていこうとしたのを見て様子をみる方に徹しているようだし
もう僕は抵抗を諦めるしかなかった
漣「ミレイさん、僕を此処に置いて後悔しても僕は何の責任もとれないよ?それでも僕を此処に置いてくれるの?」
ミ「勿論よ!私達アッシュフォード学園生徒会は貴女を全面的に保護するわよ」
リ「いっそのこと生徒会のメイドとして働いてみるってのどうよ! 」
シャ「あ、それ良いかも!貴女のリュックにメイド服が入ってたしやってみたら何か思い出すかも」
ミレイの言葉にリヴァルとシャーリーは乗り気どころか僕の働き口まで提案し出した。
ルルーシュを見てみると彼はやれやれと言った感じに首を振っていた。こうなると彼では皆を止めることは出来ないらしい
なら、僕にも拒否することは出来ないのだろう
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