飛火夏虫 第一話
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「…珍しい人間もいるものですねぇ」覗いた双眼鏡から商店街で歩いている大介を見る。 「ん~…」ビルの屋上(柵の外)に座る双眼鏡を覗く市誠十郎(逆光で姿は見えない)。 「狩ってあげられないのがとても残念です」口元がにぃと笑う。 スーパーのロゴ。 「…鬼神め」ピクピクと少し眉をひそめる。
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