飛火夏虫 第一話

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「……」目を細め無言の大介。 「きゃッ」廊下で誰かがつまずく。 「へぶしっ」という声とともに帯の前で女生徒(きずな)が倒れ足だけが見える。『うおっ』と軽く驚く大介。 そして帯が消える。 ドアから少し離れた場所で「いったーーーい!」と叫ぶ女生徒を数人が囲み慰めているのを無視して教室を出て廊下を歩く。 「……」大介の背中を見て何かを思うきずな(口元のみ描写)。(スーパー内での会話ですでに飛んで火にいる夏の虫を知っていた事への伏線)
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