幸せのサーキュレーター

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太陽が目線くらいまで下がり、カラスがカーカーと小馬鹿にして泣く頃、 僕は目を覚ました。 あの教師めっ… 子供は寝るのが仕事だってのに いやいやそれは赤ん坊までか… 一人ノリツッコミを 脳内で繰り広げれば 友達のいない僕だって 楽しいのさっ…… そんなわけあるか そうくだらないことを考えながらも、帰りの用意を済ます。 済ますって言っても、シャーペン3本と消しゴムが入った筆箱にお菓子の袋を 通学用に使っているポシェットに詰めるだけ。 まあ、1日中寝てるんだし 勉強してるばずがないんだょね。 靴を履き替えて校舎をでた。 その瞬間僕に突風が当たる。 いやぁ……今日も荒れてますなぁ……… まぁ、先ずはあそこに行かなくちゃ。 起こられちまう。 これは勘弁勘弁。 ゲッソリしながらも どこか楽しそうにどこかへ向かっていった。
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