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洗面所にいき、朝がスタートする。洗顔、歯磨き、にらめっこ。
「今日のあたし、どうよ?」
バッチリの笑顔で鏡に話しかける
「いいんじゃない?まぁ、昨日ほどじゃないけどー」
「どうせ一日ごとにおばさんになっていますよーだ」
鏡はいつも正直にものを言う。まるで学生の頃の女友達みたい。
トーストを手早く焼く。
「ガチャン!焼けたぞ!どうだい今日の焼き加減は」
「別に、いつもと同じ……おいしいわよ」
トースターは機嫌が悪いと煙を上げて怒り出す。
台所でお湯を沸かす。
「ピィィィー……おーい、お湯が沸いたぞー」
やかんがけたたましく、わたしを呼びつける。
「あーい、もう……ピィピィピィピィもう少しましな音はでないのかね。あんたは」
コーヒーを流し込む。インスタントコーヒーはまさに人類最大の発明品だ。
テレビをつけて天気予報と今日の占いをチェック。
「可もなく不可もなく……かぁ」
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