不思議な夢

7/12
前へ
/31ページ
次へ
「それで、いつ会いに行く?」 ヒロキがみんなに聞く。 この場はもうすでに 彼のものだ。 「でも今日はダメだよ。 名倉さん、今日はなにも壊れない とか言ってさっさと帰っちゃったし。」 「んじゃ明日だな。」 「うん。そうしよう」 すぐにすべてが まとまった。 これも、ヒロキのおかげ である。 さすが野球部の副キャプテンだ。 人をまとめるのは ヒロキのひとつの 特技のようなきがする。 ちなみにヒロキには もうひとつの顔がある。 それは生徒会副会長だ。 いつも会長の右腕として、 ときには会長のかわりに持ち前の リーダーシップで岸中を ひっぱることもある。 影のリーダーのような存在だ。 彼は将来、スポーツ用品店を 営みたいらしいのだが、 彼ならきっと大きな店に するような気がする。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加