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でも、どんなに歩き回っても何も見つからない・・・それどころか逆にもうこの世界からは永遠に出られないという答えが僕の精神をどんどんと、崖っぷちまで追い詰めていった。
僕の心はもう限界だった。
僕は、もうこの世界から抜け出すことは諦めて今度は僕自身を終わらせることを考え出した。
僕自身を終わらせる・・・・つまり「自殺」を考え付いたのだ。
分かってる、こんなやり方がおかしいことは・・・でも僕は、どんなことをしてでもこの世界から出たかったんだ・・・・
僕は、自分の左腕を切る・・・・そこから溢れる痛みと真っ赤な血・・・・
僕は溢れる赤を見ながら、「やっとここから抜け出せる」と思った・・・・・だが、それは間違いだった。
左手首から流れ出ていく赤を見ていると、その時おかしな現象が起きた。
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