流星

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「お母さーん!!私今日流星見るから!」 夢は突然、至近距離で母親に向かって叫んだ 「うるさいわ! てかあんた今日風邪引いてるっしょ?」 母は訝しげに夢を見た けれど夢はジャンプしながらうるさく抗議した 「でも今日くらいしか見れないんだよ! どれだけ楽しみにゲホッゲホッゲホッゲホッ」 「夢、あんた寝てなさい」 母は呆れた顔でなだめる 「はー!?意味わからん!!」 夢はキレた けど母はもっとキレて 「自分で理解しなよ! あんたは、自分の格好をよく見なさい!」 夢はプンプンしていたが母の言う通り自分の格好を鏡で見ると、たちまち静かになった 鏡に写ったのはパジャマ姿の冷えピタを貼っている病人だったからだ
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