魔族の誕生日

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1-6 「うん。もちろんアルスさまには絶対に内緒よ。わたし、何をしてあげたらいいかフェンさまにも相談してみる」 「あ、彼なら今日は祝辞に来られますよ。客人が多いことはわかってると思うので早めにいらっしゃると思います。私のことはいいですから行ってきてください。フェシルミアさまには、あなたを帰したと話しておきますから」 「ありがと、レインさん」 「こちらこそ」  にっこりと、微笑んでいた。
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