(旧)Sトンネル

18/30
240人が本棚に入れています
本棚に追加
/202ページ
俺は路面の砂利や窪みにハンドルをとられながらも、クルマの底を擦らないように、出来るだけ窪みを避けようと考えていました。 そしてその白い靄のようなものの横を通り過ぎようとした瞬間……… Yが「うわぁー おい〇〇! 急げ急げ急げー」と、俺の左肩を叩きながら大声で叫び始めたのです。 そして極めて冷静だったつもりの俺は、「分かっとって! 大丈夫、もうすぐトンネル抜けるけん」と、Yに… いや、他の3人に向けて言いました。
/202ページ

最初のコメントを投稿しよう!