その1

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空の雲を流れて行くのをずっと眺めていた光の時間… その光の時間が闇に染まった時… 今宵は綺麗な月夜… それも雲1つ無く、星もよく見える満月でした… 光と闇…それはお互い対をなすもの… 決して交わる事はない… しかし、その光と闇が… 交わる事のない2つが… 1つの世界の輪廻を作り上げる… だからこそ闇の時間に眠りにつくのだ… また次の光を見るために… ―――――――――――― 時は流れ今宵… 光の歯車が止まろうとしている… 理由は分からない… しかし闇の歯車の勢いは止まらない… いや、止められない… やがて光は闇にのまれ… 世界は闇に染まっていく… 『対を為すもの崩れし時…天秤は狂い、やがては崩壊と言う名の一途を辿る…』 太古の言の葉の筋書きに従い均衡は破られた… 光為すものは消え… 闇を為すものは狂い、苦しみ、残る光為すもの奪い合う… 世界…争いを望まず… 闇、光共に滅する… 次の再生を願って… 幾度となく繰り返される崩壊と再生… 再生が出来ぬ時きた場合…世界はどうなるのか… 誰も知るよしもない…
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