0人が本棚に入れています
本棚に追加
空の雲を流れて行くのをずっと眺めていた光の時間…
その光の時間が闇に染まった時…
今宵は綺麗な月夜…
それも雲1つ無く、星もよく見える満月でした…
光と闇…それはお互い対をなすもの…
決して交わる事はない…
しかし、その光と闇が…
交わる事のない2つが…
1つの世界の輪廻を作り上げる…
だからこそ闇の時間に眠りにつくのだ…
また次の光を見るために…
――――――――――――
時は流れ今宵…
光の歯車が止まろうとしている…
理由は分からない…
しかし闇の歯車の勢いは止まらない…
いや、止められない…
やがて光は闇にのまれ…
世界は闇に染まっていく…
『対を為すもの崩れし時…天秤は狂い、やがては崩壊と言う名の一途を辿る…』
太古の言の葉の筋書きに従い均衡は破られた…
光為すものは消え…
闇を為すものは狂い、苦しみ、残る光為すもの奪い合う…
世界…争いを望まず…
闇、光共に滅する…
次の再生を願って…
幾度となく繰り返される崩壊と再生…
再生が出来ぬ時きた場合…世界はどうなるのか…
誰も知るよしもない…
最初のコメントを投稿しよう!