6人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
桜の花弁が舞う中、一人の少年が美しい白髪をなびかせ、川沿いを歩いている。
年の頃は15~6だろうか、少年は年に見合ぬ酷く冷めた目をしていた。
少年の名は八神 奏魔。
ある密命を受け、ある場所へと向かっていた。
くぅ~…きゅるるるぅ~…
奏魔は頬を少し赤くし、前日の夜から何も口にしていないのを思いだし、近くの茶店に入った。
(今は、昼を少し過ぎている)
奏魔「すみません、団子とお茶をください」
娘「は~い、ちょっと待ってくださいね~」
最初のコメントを投稿しよう!