第零章

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桜の花弁が舞う中、一人の少年が美しい白髪をなびかせ、川沿いを歩いている。 年の頃は15~6だろうか、少年は年に見合ぬ酷く冷めた目をしていた。 少年の名は八神 奏魔。 ある密命を受け、ある場所へと向かっていた。 くぅ~…きゅるるるぅ~… 奏魔は頬を少し赤くし、前日の夜から何も口にしていないのを思いだし、近くの茶店に入った。 (今は、昼を少し過ぎている) 奏魔「すみません、団子とお茶をください」 娘「は~い、ちょっと待ってくださいね~」
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