プロローグ 《滅びの国》
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「こんな所に居たなんてね……」 ―――ッ!! 少女と、侍女の死体の向こう側。さっきまで誰もいなかったはずの山道で一人の青年が佇んでいた。 その青年は黒髪、黒瞳の色白な黄色人種だった。 「なぜこの国にチャイニーズがいる?戦争の為、集兵でもされたか」
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