憑依体質

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山に近く何にもない田舎で田畑に囲まれ古い一軒家の駐車場に車を止め フラフラする私を抱きかかえながら一軒家の中へ連れて行かれました。 私は全く分からず、思考力もありませんでした。 『失礼します。』 そう友達が言いながら、障子を開けた時お爺さんが座って微笑んでたんです。 お爺さんを見た途端私は何にも言わないまま泣き崩れて 『助けて!』 と叫んでました。 自分でも理解出来ない言動 そんな私に何にも聞かず 『よしよし、分かった分かった。大丈夫だから』 そう言いながら背中をさすってました。 心の叫びが一度に吹き出したように思います。 そこは心霊研究所 考えたことも思ったこともない場所でお爺さんは心霊研究所の先生でした。
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