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「だから!!何でまだあの子と続いてるの!?」
「んー…だって離れないって言ってるし…?」
「そうじゃなくて、裕に私が居るの知ってるんでしょ!?」
「うんー…」
「だったら、彼女いるから、って断ればいーじゃん!」
「居てもいいから一緒に居たいんだってー…」
「もうそれ浮気じゃなくて二股だよ!?」
「そーだね…じゃあ美紀と別れる?」
「は!?別れる人違うでしょ!私彼女なんだけど!」
「まぁまぁ、アイツもほとぼり冷めたら離れてくって」
「またそれー?もう…」
日常会話に普通は
無いと思われる会話。
-矢野美紀(やの みき)-
18歳、俺の彼女。
浮気とかするとすぐ怒る。
って当たり前なんだろうけど
そもそも美紀からガツガツで
俺に付き合いたいって
迫って来たから付き合っただけで。
俺は特に拒否権が無いだけで…。
来るもの拒まず去るもの追わず
ってやつで………。
ただ、美紀の元々高い声が
より甲高く屋上に響くと耳が痛くて。
どうでもよくなっちゃって。
美紀は知らないけど、
浮気相手も一人じゃないわけで…
日本語で俺は「チャラ男」ってやつらしい。
ハーフって日本だと
受けがいいみたいで、
なんだか女子はキャーキャーする。
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