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でも、バッグが重い。 雨の日に限らず、バッグが重いのは、萎える。 先ほどまで野口英世の顔が印刷された紙だったものが 今は斜め掛けのバッグの紐が肩に食い込むほどの重さに変わっている。 雨の日というのもあってか、人が少ないと思って入った本屋だったが、 至って変わることはなく、人がいた。 流石に、休日の午後5時を過ぎると比較的、お客の年齢層が高くなっているのを感じた。 それでも、学生らしき人も中にはいた。 そのほとんどが男性だったりするけど。 二人組の男子だったり、親子連れだったり 学生客はそんなもん。 後は中年男性のサラリーマンだったり。 自分は立ち入れないコーナーも中にはある 成人向けと書かれた看板のあるアダルトコーナー R指定 いわゆる18禁 あえて立ち入りたいとは思わない場所だが、無駄に目に付く。 その度に、吐き気が自分を襲う。 そのコーナーの前に立つ人影はなかったことに、まだ理性を保っていられる。 それでも、買う人いるんだろうな… それが現実である。 そんなことを思う自分だって、まともなものか、わからないものを好きだ。 例えば、二次元 例えば、歌○手 例えば、ボ○ロ オタクを批判する訳ではないし、 むしろ自分はオタク側の人間なわけで だから、アダルトものが好きな人を真っ向から否定することはできない 人に好き嫌いがあるのと一緒 他の誰かはきっと、自分のことを そんなの好きなんだ。 と、馬鹿にする人だっているのだから
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