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考え事をしている間に結構時間が経ってしまった。もう九時か。風呂に入って寝ることにした。風呂が沸かしてあるか栄子に訊くのはためらわれた。自分で見てくればいいじゃないか。この寒い季節にシャワーだけじゃつらい。風呂場へ行き浴槽に手を入れるとすっかり冷たくなっていた。今から沸かしたら時間がかかる。今夜は風呂はあきらめよう。栄子も入る気が無いらしいから何も言わないでおこう。気まずい空気に耐えられないと思い寝室へ行き着替えてベッドに入った。そんなに眠くないが仕方ない。栄子が来る前に眠れるように努力してみた。すると段々眠くなってくるのだから本当に単細胞なんだなと感じながら目を閉じた。
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