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Ⅲ
俊夫は何でも屋として今のところ順調だ。クライアントにも満足してもらえるように依頼を務め上げた。栄子は夫が収入が安定しないこの仕事を始めるのを反対していたが、どんな依頼でどんな結果になったかを聞くたびに俊夫を見なおした。
「何でも屋っていう仕事も色々な依頼が来るから変化があっていいわね。でも、休みの時は家事をお願いね。パートと家事じゃきついから」
「うん、分かっているよ。料理も何とかやっているけど意外と楽しいものだな。掃除は今のところ好きになれないけれど君に働いてもらうんだから頑張るよ」
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