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「うー‥ゆきー‥‥」
「え、ちょっとやす? 泣いてる?」
「ゆき‥っ‥‥」
「‥今から家行くから待ってて」
ゆきは優しい。
いつも俺が辛いときは支えてくれるから。
「やすー! 鍵あけてー!」
「チャイム押せばええやん(笑)」
「いや、こっちの方が早いかなって‥」
「なんでやねん!(笑)」
「あれ? はいどさんは?」
「あー‥、用事が出来て帰ってもうた っ‥‥」
「わわ、泣かないでよーっ」
ギュッとゆきに抱き締められる。
「ゆき‥?」
「やすの傷ついてる姿見たくない」
俺はゆきより背が小さいからスッポリとゆきの腕におさまってるわけで、自然とゆきを見上げる姿になる。
「‥ありがとう」
「珍しい! ありやぁすじゃないんだ(笑)」
「真剣に言ったねん! もうっ、気づけやー」
「というか‥、この体勢やば////」
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